2025年7月17日~23日、中国航空会社へのセールスにて約20年振りに中国を訪れました。コロナ後も査証の関係でなかなかな行くことが叶わない状況でしたので、この度の訪中はやっと来ることが出来た!と唯々期待しかない気持ちでした。
久々に訪れた中国はやはり昔とは大きく異なり、かつての自転車の大群も無く、最新化されていたことには大変驚きました。20年の時の流れを考えると当たり前なのかもしれないのですが・・・。
街中ではAI自動コーヒーマシンを見かけ、ホテル内でも部屋へのデリバリーはロボットが行き来し、人が要らない仕組み(DX化)が出来ている。廊下をデリバリーロボットが我が物顔で進む状況にはかなりの衝撃を受けました。まさに近未来を思い浮かべざる追えない光景でした。
驚きを隠せない私達に中国のパートナー会社の計らいで、空飛ぶクルマ(有人ドローン)開発を見学させていただくことになりました。
日本では万博でも開催前には派手に空飛ぶクルマが飛びますといったPR合戦でしたが、実際には飛べていないのが現状です。
しかし今回見学させてもらった空飛ぶクルマはなんと上空に上がり、そのまま前進しだし、周辺を一周して戻ってきました。日本で様々な企業が参画し、空飛ぶクルマ開発に乗り出していますが、その国内での理想とはかけ離れた技術が中国にはあり、目の前で簡単に飛ばしている現実を目の当たりにし、中国での空飛ぶクルマ開発がかなり進んでいることを改めて実感しました。
運良く翌日には国際低空経済博覧会(つまり、ドローン展示会)が開催されるとのことで、ご招待して頂きました。そこで見た光景は様々な有人ドローンに加え、貨物ドローン等様々なドローンが展示されていました。改めて中国の開発力に圧倒されました。
これからは様々なモビリティが誕生してくるかと思います。その中でも空を自由に使える世界が近づいていることを実感する機会でした。
著者:中鉢 真輔(株式会社JMRS)
掲載日:2025年07月31日