Voice フットゴルフで社内コミュニケーション
  前回投稿させていただいたのは、新型コロナウイルス感染症により、まだまだ海外への渡航が制限されている頃でした。その頃は、神棚に毎朝、「感染症の終息を祈っていた」、そんな状況を投稿したと記憶しています。
今は、海外への渡航制限はなくなりましたが、私たちの業務は、物価高、円安、紛争など様々な影響で海外旅行者数はまだまだ回復したとは言えない状況ですが、皆さんで協力してこの大波の余波を乗り越えていきたいと思っています。

さて、今回の投稿は、仕事を忘れて、私の会社の仲間とのスポーツを楽しむことでのコミュニケーションについてと、昨年私が出会った「フットゴルフ」を紹介します。
私は小学校からサッカーを始め高校までサッカー一筋に青春を打ち込んできました(格好よく言い過ぎ)。と言っても、強い学校に行ったわけでもなく、ただ、単純にサッカーが好きだっただけです。
小学校時代の憧れの選手は、トータルフットボールの先駆者であるオランダ代表の故ヨハン・クライフでした! 知っている方いらっしゃるでしょうか?
私は、今の外見から想像することは難しいですが、スリム&筋肉質で走るのも速く、持久力もありましたので、ポジションは、今のフォーメーションでいうトップ下でした、どちらかというとパサー(passer)で、決定的なラストパスを出すことに喜びを感じていたほうでした(もちろん得点とることにもね)。社会人になって、仕事に没頭?忙殺?していた、されていたので、スポーツと縁遠くなってしまいました。会社で部署も変わりそれなりに自分の仕事に自信を持てた30歳の頃、地元の友人とサッカークラブを創り、5年くらい地元のリーグで試合をしていましたが、「体力の限界、、、」どっかの大横綱が言っていたような理由でクラブチームを解散しました。それからは会社で野球部、フットサル部、ジョギング部などに所属し、会社の仲間と楽しくプレーして、そのあとのビールで乾杯し、ストレス発散とスポーツを通してコミュニケーションを取っていました。ただ、ここでも、「体力の限界」が来ちゃうんですね。度重なる肉離れで現役から退くことを決めました。時期を重ねるように冒頭の新型コロナウイルス感染症もあり、社内のクラブ活動はほぼなくなり、スポーツを通してのコミュニケーション作りは、ゴルフを除いて機会がなくなっていました。
そんな時、インターネットで目にしたのが、「フットゴルフ」という文字でした。皆さんは「フットゴルフ」をご存じでしょうか? ちょっと、フットゴルフについて触れてみます。
その名の通り、足で行うゴルフ、ゴルフとサッカーを融合させたスポーツです。もっとわかり易く言うと、ゴルフクラブを自らの足に変えてゴルフのルールで行うスポーツです。
オランダが発祥とされ、2009年に競技としてルール化され、日本ではそれから僅か5年後の2014年に日本フットゴルフ協会が設立されたという比較的新しいスポーツで、その後、日本でも賞金トーナメントが開催されています。フットゴルフをする国は欧米を中心に40か国以上で急速に発展しているスポーツです。日本での競技人口は延べ1万5千人以上がプレーをされています。(私も昨年と今年、2回プレーしました)2012年にはワールドカップも開催され、これまで3回開催されています。
You Tubeで 「フットゴルフ」と検索するとワールドカップの様子や、基本的なルールや楽しみ方も見ることが出来ますので、是非、興味のある方はご覧になってください。道具はサッカーボール1個(レンタルも可能)と道具にお金がかからず、老若男女(子供も)一緒に楽しめるニュースポーツです。
フットゴルフの説明が長くなりましたが、話を戻しますと、フットゴルフを見つけ、社内のフットサル仲間にフットゴルフやってみないと声がけしたところ、皆、興味津々で、あっという間に8名の参加者が決まり、すぐに開催日を決めて計画に取り掛かりました。
第1回は昨年2023年7月、場所はゴルフコースとして日本のベスト100コースにも選出されている「静岡カントリー浜岡コース」で、ゴルフの方と重ならないように、午後からフットゴルフの予約を受け付けています。東京と大阪から男女合わせて8名(2組)が参加。フットゴルフの予約、宿泊の予約と仕事上予約はお手の物、更に参加メンバーに行程表がチャットで共有され(さすが旅行会社・・)、静岡出身の参加者が、宿泊の手配は勿論、集合場所の提案や翌日の観光案から食事の提案まであっという間で出てきます。車で分乗して現地集合、ドライバーからは各号のタイムスケジュールが示され、集合場所は静岡県民ならだれもが知っている「炭焼きさわやか」(テレビ番組の「秘密のケンミンSHOW」でも取り上げられた)となり、週末はオープン45分前から整理券の受付がある人気のレストランチェーンですので、整理券一番取りでスケジュールされました。
プレー前に腹ごしらえをしたあと、静岡茶の店でお茶をしたあと、いざ浜岡コースへ乗り込みます! ゴルフと同じくロッカーで着替え、準備をしてティーオフ(ティーはありませんが)、事前に女性参加者はレディースティーを依頼しておけば、コースにレディースティーをセットしてくれます。やはり、キック力に差があるので、より楽しむためにレディースティーの利用をお薦めします。18ホール、パー72と全くゴルフと同じですが、1ホールの距離は短く、少し整地され芝がカットされたラフに、サッカーボール2個分くらいの穴が開いてピンが立っています。コース設定はパー3、4、5とあり、コースのアンジュレーションもうまく利用してコースマネジメントするものゴルフと同じです。
ここまでで「フットゴルフ」をやってみたくなった方、いらっしゃるのではないですか?
この後のプレー中については長くなるので今回は割愛します。とにかくみんなでワイワイ、そして本気で喜び悔しがりながら楽しくプレーできるスポーツです。仕事では見たことのない喜怒哀楽をお互いにさらけ出すことで、より深い関係ができるのも魅力です。さて、プレー結果は初心者としてスコアは70後半~100くらいでした。初プレーで70台はスゴイ!! 【パー3では何と、ホールインワンも飛び出しました(驚)】シャワーを浴びて汗を流しサッパリしたら、御前崎の灯台近くの民宿へ向かいます。途中、スーパーで夜のメイン、部屋呑みセットを調達、キンキンに冷えたビールを飲むためのクーラーボックスは抜かりなく持参!(流石! 民宿は持ち込みをOKなところがいいですよね・・)民宿に到着後、すぐに夕食。とても豪華な内容で、スポーツしたとはいえ、ご飯4杯食べる「アラフィフ」もいて、フットゴルフの名珍プレーを披露し合い、おおいに食べて飲んで笑って過ごしました。
部屋に戻って男性陣の大部屋で、部屋呑みスタート、会社での仕事の話もありながら、お互いの支店の話やら、プライベートの話と。あっという間に時間が過ぎていきました。気がつけば、よくこれだけ飲んだなと言うくらい空き缶や空き瓶がキレイ並んでいました。お部屋をきれいに使うのも我々宿泊施設を取り扱う立場としては常に気を付けている点でもあります。翌日は、袋井の法多山尊永寺をお参りし、厄除け団子を食べ、浜松の航空自衛隊広報館エアパークを見学し、昼食は鰻を食して帰路につきました。来年の3回目はもう少し参加者が増えそうです。
長くなりましたが、スポーツを通して、社内のコミュニケーション作りのコツは普段からのコミュニケーションはもちろんですが、誰かの「やろう」という、勇気ある一歩から、具体的な日取りを決めることと、右腕になる数名で、どんどん具体的にしていくことです。プライベートですので、会社での上下関係は一切なし(一切は言い過ぎかも)、そして楽しい想い出話や写真などにより、私も参加したいという輪が広がっていきます。
会社では絶対にわからない、一人一人の個性が出て、お互いに認め合い、心が繋がっていく、スポーツを通すとより一層深い付き合いとなるように思います。
皆さん、是非フットゴルフを体験してみてください! ゴルフとは異なる仲間とのコミュニケーションがとれ、きっと新しい仲間と新しい感動が生まれると思います。
今回の投稿は、前回と違って、楽しいことが書けて良かったです。
 

著者:妙智 隆(株式会社エヌオーイー)

掲載日:2024年09月11日