Voice 新春伊勢参り
新年は 久しぶりに伊勢神宮にお参りに行ってまいりました.

急に思い立ったにも関わらず、 コロナのせいか土日でしたが宿はスムーズに取れました.
駅から乗ったタクシーの運転手さんによれば、 2021年の年末は盛り返してきたにも関わらず
年明けの オミクロン株のせいで また人出は減少しているとのことでした.
オミクロン憎しですね.

大きな門をくぐると 本当に清々しい空気が溢れ、 東京では滅多に見られないような 太い々が 多く目に留まります.
冷たい水で 両手と口をすすぎ 心もシャキッとするのですが、 これまたオミクロンのせいで 柄杓がなくなっていました.
本当に 柄杓から感染するのか 甚だ疑問ではあります.

お祓いを受けるために早朝7時から 案内所の前に行って 並びました.
薄暗いにもかかわらず まあまあ人は 出てきていました.
家族連れが多く 三世代で お祓いを受けに来たと思われる グループもいくつかありました.
もちろんカップルもいましたし、 金髪のお兄さんが一人で並んでもいました.
老若男女関わらず、日本人のルーツを感じる場所なのだと改めて思いました.
最初のお祓いの回であったにも関わらず、 50人程度は 部屋に座っており最初から最後の神楽まで見るのに1時間弱 かかったかと思います.
小さい子や赤ちゃんもいたのに、 大きい声で泣く子や騒ぐことはなく 感心しました.

お祓いが終わると記念として、神饌と 木枠に入った御札を頂いたのですが、 丁寧に御札の飾り方も記載されており、 水と塩と米の置き方 も書かれていました.
あーこういう風に置くんだなと改めて知ることも多かったです.

帰りはゆっくり歩きながら門まで向かいました。
お守りの種類は 思ったよりカラフルで、木彫りの虎などの干支のお守りもあったので時代に合わせて 神社も 変わっていくのだなと思った次第です.
また今大流行の 御朱印帳は 10種類以上販売されており、買い求める若い人の列が ありました.

伊勢神宮の内宮に 祀られている天照大神は おそらく小学校の教科書で 神話として 読むことが ほとんどだと思います。
ただ伊勢神宮に行き その空気や自然の中にいると 数千年前には 本当に神々が ひっそりと暮らされていたのかもと思わせるなにかがあります.
数千年にわたって 日本人が守ってきた 神々とその習慣を 改めて すごいものだなと 感じた旅でした.

2022年が 平和な年になるよう改めて お祈りいたします.

著者:田上 睦深(株式会社 オフィスエム)

掲載日:2022年01月19日