Voice 日本の伝統工芸作品
株式会社オープンドアの小柳と申します。日頃より多くの皆様には弊社のサービス「トラベルコ」では大変お世話になっております。

今回はトラベルコの話ではなく、弊社で約7年前から行っている別のサービスについて少しご案内をさせていただきたく思います。

弊社では、日本の伝統工芸品を世界に情報発信をする「GALLAREY JAPAN」というサイトの運営も行っております。

事業開始のきっかけは、約7年前と言えば既にインターネットも十分に普及しネットで検索をすればどのような情報も簡単に入手できる世の中になっていましたが、ちょっとしたきっかがあり、伝統工芸品を検索した際にインターネット上にほとんど情報がなかったのでその情報を収集し、発信してしてみようというのがきっかけでした。

先輩の皆様とは比べ物にならないくらいの旅行関連の経験しかありませんが私もほぼ、旅行関連の仕事をしてまいりましたので、伝統工芸の知識は皆無に等しく、サービス開始にあたり情報を収集し少しづつ知識を付けました。

少しここで伝統工芸の説明をさせていただきますと、伝統工芸とは染色、漆芸、陶器、金工、人形、木竹工、諸工芸といった7つの分野に分かれており、昔からある技術と材料で作られる「美しいもの」と定義されています。毎年9月に日本工芸展が開催され、その展覧会には多くの素晴らしい作品が出展されています。私自身も何度か展覧会にお邪魔をし、作品を見て、その際に作品を制作された作家に制作過程や、苦労話しなどを聞き、今でも少しづつ理解を深めています。

伝統工芸に触れサービスを通し感じた事としては、日本人もさることながら多く外国人の方が日本の工芸作品に興味を示し、作品を購入したいと考えていること。ただし、この作品達は非常に高価で、数十万円から本当に高価な物では、一千万円を超える場合もあり、実際に作品を見ないと中々購入の決断までには至りません。多くの海外の購入希望者は「コロナが落ち着いたら日本に行って実物を見たい・実際に作っているところを見たい」と言っています。やはり、ここも旅行市場の回復が重要です。

インバウンドで多くの外国人が日本に来た2019年。以前のように気軽にまた自由に、海外を行き来できる日が早く戻ることを切に願っております。

著者:小柳大介(株式会社オープンドア)

掲載日:2021年11月02日