Voice ビジネスでの刺激を求めて
今年5月の話ですが、ビジネスでの刺激を求めて、東京ビックサイトで開催された「スシテック東京」という
展示商談会に参加してきたので、その所感を書きます。
もちろん、お寿司の展示商談会ではありません。
正式名称は「SusHi Tech Tokyo 2024」。

東京都が主催するイベントで、最先端のテクノロジー、多彩なアイデアやデジタルノウハウによって、世界共通の
都市課題解決を目的とした「持続可能な新しい価値」を生み出す取組みであり、東京発のイノベーションを創出す
るとともに、未来の都市モデルを国内外に発信するというイベントです。

名前の由来は、Sustainable High City Tech Tokyo ⇒ SusHi Tech Tokyo
東京都が相当な予算を使って、大々的に開催したイベントですが、その中でも主にスタートアップのピッチや
オープンイノベーションの場を今回覘いてきました。海外からの出展も多く、今回リアルで参加してみて本当に
多くの刺激と学びを得る機会となりました。
当たり前ですが技術の進歩は想像以上に早く、こういう場に参加すると実感することができます。
例えば、自己修復可能な建材や、リサイクル可能な素材を使用した数々の製品など、環境への配慮が技術革新の
中心にあり、発想や着眼点が素晴らしい。技術やアイデアをビジネスとして実現しようという情熱が強く感じる。
自社の旅行事業には直接関係しないことが多いが、なぜかモチベーションが上がります。

一方、AIとビジネスの融合の話になると、「そんなことできるの!?」の連発。
実際にAIを使ったビジネスを進めている技術者から直接話を伺うと、私自身が想像している以上のことが、
将来AIが関係することで、現状から置き換わってしまうのは確実だということを改めて実感させられました。
こちらは、旅行事業にも大きく影響するため、複雑な思い。
そして、特に印象的だったのは、イノベーションとスタートアップの活気。若い起業家や技術者の話は大変面白く、
夢があり、関心させられる。彼らは明確にビジョンを持っており、「10年後には必ずこうなりますよ!」と
自信をもって言い切るところがすごい。
少なくともここには“指示待ち人間”なんかいないですね。
いろんな意味で元気とパワーをいただける機会でした。

昨年から、政府の経済政策の目玉の一つとして「スタートアップ育成5か年計画」がスタートしており、
各自治体でイノベーションに関する取り組みが活発化しています。
日本が再び元気になっていくことに期待が持てます。
機会があれば、ぜひ覘いてみてくだい。

著者:橋本 肇(株式会社エヌオーイー) 

掲載日:2024年06月19日