Voice 念願のナミビアを旅してきました
  今、弊社ゆこゆこは、国内宿泊施設の宿泊予約代行を事業として平日の日本の観光地に賑わいをもたらすことを使命と考え、コロナ明けからインバウンドの取り込みを本格的に開始しております。訪日外国人は休暇をとって長期に亘り来日するので平日の地方の活性化には合致すると考えております。

それに伴い、南アフリカに出張の機会ができました。弊社の仕事関連で海外に往訪したのは昨年2月のトラベル懇話会でのフィンランド視察旅行以来2度目となります。
カタール航空のドーハ乗り換えで21時間かけてケープタウンに到着。仕事は木金だったため、土日はプライベートで単独ナミビアへ行ってみることにしました。

ナミビア、現地語で「なにもない国」。
首都ウィンドフックの空港からホテルまで600km。見渡す限りの砂と山と超低木の茂み、人工物は道路だけ。世界で5番目に人口密度が低く、1km四方に平均3人しか住んでいないとのこと。

目当ては8,000万年前にできた世界最古の砂漠、ナミブ砂漠とその合間にある死せる沼(デッドフレイ)。ここはまさにThe End of the Earth、私とうとう最果ての地までやってきた。
朝陽に照らされる赤く美しい砂丘を一歩一歩登るたびに、自分の純度が上がっていく感覚になる。
延々と聳え立つ灼熱の砂丘を背景に、真っ青な空に灼熱で朽ち枯れたまま化石になった黒い木々と白い塩の大地のコントラスト。もはや地球を超え、まるで違う惑星に来たみたい。生命の気配がなく、しんと静まり返り、逆に不思議と宇宙を感じる。

何者でもなくしばし独りに戻る。
 

著者:徳田 和嘉子(株式会社ゆこゆこ)

掲載日:2024年04月22日