猛暑日が続いた2023年も早いもので9月を迎えました。今年の干支は「癸卯(みずのと・う)」、春の兆しを意味し、冬の寒さが終わり春の兆しがはじまるイメージがあるそうです。 私たちの旅行業界においては新型コロナウィルスにより未曾有の危機に直面しておりましたが、まるで「癸卯」の年を象徴しているかのように、春の兆しを飛び越え熱く新しいチャレンジを日々邁進していらっしゃることと思います。
暑い日々が続いてきましたが「あつさ」といえば今年もスポーツ界においてもこれから先も語り継がれるような数々の出来事で、日本列島が熱くなり歓喜に湧いていたことが多くありました。世界的スーパースターである大谷翔平選手が出場されたWBC大会。真夏のスポーツといえば高校野球、1916年以来107年ぶりの優勝した慶應義塾高校や惜しくも連覇に届かなかった仙台育英高校。また最近ではFIBAバスケットボールワールドカップに日本が出場し見事パリオリンピックへ自力で参加を決めるなど、熱い闘いを繰り広げられ多くの人たちの心が躍動したことと思います。大谷選手がWBC決勝戦前にロッカールームで選手達を鼓舞した「憧れるのをやめましょう。。。」から始まる言葉は、日本代表選手のみならず我々日本国民に感動を与え、また対戦相手のアメリカ選手及び野球関係者に対しても感動を与え、大谷選手が体現していることへ感謝と賛辞が送られていました。大谷翔平選手があそこまで幾度となく歴史を塗り替え、前人未到ともいえる記録を打ち立てている業績の支えとなるものはなんだろうか。どんな状況下にあっても人格的な立ち振る舞いができる根本はなんだろうか。歴史的な偉人には必ずといっていいほど陰で支えている人がいます。多くは配偶者であったり母親であったり、「その人がいたからこそ今の自分がいる」と表舞台に出てこない方々が必ずいらっしゃるからです
最も直近ではバスケットボール日本代表の闘いは逆転に次ぐ、逆転劇を繰り広げてくださり、中でも河村勇輝選手の活躍は記憶に新しいです。バスケットボール選手としては小柄な河村勇輝選手も、そのうちのお1人だろうと思います。河村勇輝選手は幼少期よりご両親がとても忙しくご両親の代わりにおばあちゃんが共に生活し時間を過ごすことが多かったようです。バスケットの練習を見守ったり、バスケットの試合で遅くなったりするときは迎えに行ったりされていたようです。河村勇輝選手が有名になってきたからとかでなく、ただただ無条件に河村勇輝選手の願いを叶え夢が実現され、幸せになってほしい。。。そんなおばあちゃん無条件の熱い愛情があって今現在の輝かしい河村勇輝選手がいらっしゃるのだと思います。
誰しもが熱い想いをもって生きておられると思います。自分自身では気づかず河村勇輝選手のおばあちゃんのように、ただただ無条件に熱い愛情で支えてくれている人がいらっしゃると思います。私も昨日より今日、今日より明日、熱い感謝の気持ちが届きますように。
著者:岩澤 清和(株式会社ハッピーワールド)
掲載日:2023年09月07日